パワハラ防止隊が贈る心に残ることば
~パワハラ防止対策は仕事への愛着がカギ~
成功への第一歩は、
どんな職業であろうとも、
その仕事に興味を持つことである。
-ウイリアム・オスラー(医学者/カナダ)
~好きこそものの上手なれ~
今日は、パワハラ防止隊のパワから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」を紹介します!
仕事を選べないということ
パワハラ加害者(行為者)だけではなく、社会で働く私たちは「仕事=やりたいこと」ではないことも多いですよね。特に会社に入れば、部署異動、また役職や役割の変更など自分だけではコントロールできないこともあります。
たまたま、自分の才能ややりたいこと、と仕事が一致していた時には脳が幸せを感じながら仕事をするかもしれませんが、自分が不得意だったり能力がなかったりすると、たちまち脳が不機嫌になり、パワーハラスメント(パワハラ)をしてしまう人もいます。
仕事を選べないサラリーマンのデメリットとメリットについて考えてみましょう。
仕事を選べないデメリット
仕事を選べないデメリットとしては、「ストレスがたまる」、「パワーハラスメント(パワハラ)をする可能性が増える」、「モチベーションの低下」、「転職をする」、ということが考えられます。
現代において特に深刻なのは、自分が不得意な仕事や興味がない仕事に就き脳が不機嫌になってしまうと、周囲の人を傷つけるパワーハラスメント(パワハラ)になるような行為を無意識のうちにやってしまうことです。このようなことがパワーハラスメント(パワハラ)の背景にあった場合に、パワハラ加害者(行為者)となった人が「自分はパワーハラスメント(パワハラ)をした覚えがありません。」というようなことを第一声に言うことがあるのです。
また、パワハラ加害者(行為者)の人はどちらかというと、「不安」や「恐怖心」が強いことから、予期せぬ仕事をすることになったり、変化を求められたりすると、周囲の人たちを傷つけるパワーハラスメント(パワハラ)をしてしまうことも多くあります。
仕事を選べないメリット
仕事を選べないメリットとしては、「新しい知識が増える」、「能力が開花する」、「チャレンジ精神が養われる」、「達成感がある」、など人としての成長に大きく貢献することがあげられます。
このように、仕事が選べないメリットは、人としての成長に欠かせないことが多く含まれていますが、パワハラ加害者(行為者)の人は、この仕事を選べないメリットを享受することが少ないのかもしれませんね。
今日の最後のことば
仕事を選べない社会人が、どうしたらパワハラ加害者(行為者)になることなく、与えられた社会的役割を果たせるかというと、ウイリアムの言葉にもあるように「どんな職業であろうとも、その仕事に興味を持つこと」だと思います。
私たちはいくつになっても物事を成すのに遅くはありません。いつどんな時も与えられた仕事を安全安心に遂行するためにも、その仕事に興味を持つことで、パワハラ加害者(行為者)になることなく社会的役割を果たすことができますよ。
今日は、パワハラ防止隊のパワから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」をお伝えしました。
出典:「心に火をつける言葉」遠越段著 総合法令市出版