パワハラ防止隊が贈る心に残ることば
~パワハラ加害者(行為者)が立ち上がることに意味がある~
君がつまずいてしまったことに
興味は無い。
そこから立ち上がることに
関心があるのだ。
-エイブラハム・リンカーン(政治家/アメリカ)
~失敗したときにどうするかで、人の価値がわかる~
今日は、パワハラ防止隊のパワから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」を紹介します!
パワハラ加害者(行為者)になることは人生のつまずきか
パワーハラスメント(パワハラ)行為をしてパワハラ加害者(行為者)となった人のそれまでの人生は、仕事で高く評価されたり実績を上げたりして、誰もが羨む成功者だった人も多いのではないでしょうか。ただし、本物の成功者になる人は、人生のある時期に突然つまずくことがあります。
パワハラ加害者(行為者)も含め仕事で順風満帆だった人が、目の前の石に気が付かずにつまずいた時は、それまでに多くのつまずきを経験した人よりも衝撃が大きくなります。それはなぜかというと「成功は永遠に続く」と勘違いしていることも原因の1つです。
ある日突然、「あなたはパワハラ加害者(行為者)に認定されました」と言われた時は、人生に突然訪れた「つまずき」として心身に大きな打撃を受けることもあります。
パワハラ加害者(行為者)がつまずくことの意味
パワハラ加害者(行為者)は悪意を持って相手を傷つけた以外は、「会社のためでした」、「部下のためでした」、「クライアントのためでした」、というように目的は正当な場合が多いものの、そのやり方が今の時代に相応しくないことから、「誰かを傷つける」というつまずきを引き起こしてしまったのです。
もし、誰かを傷つけることが分かっているのであれば、やらないに越したことはありませんが、目線の先に何かしらのゴールが見えていた場合は、ゴールへ向かう方法には気を配らずに、ひたすらゴールに向けて突っ走てしまうのが、パワハラ加害者(行為者)の習性の1つでもあります。
そのゴールまでの道のりで突然つまずくパワハラ加害者(行為者)は、つまずくことで何に気が付くのでしょうか?それは、それぞれの道のりの状況で異なりますが、「進み方を修正する必要があるのではないか」ということに気が付くことが必要なのかもしれません。この気づきこそが、つまずくことの大きな意味なのです。
つまずいた時にパワハラ加害者(行為者)の真意が問われる
リンカーンは、どの時代に生きる人の心にも響く言葉を残してくれています。おそらく、リンカーン自らが生きる上で経験したことが基となり生み出された言葉なのだと思いますが、リンカーンの人生の中でも多くのつまずきがあったのではないでしょうか。
真の成功者とは、つまずいても諦めずに、つまずいた要因を見つけ、要因が自らにある場合は反省し、今後つまずかないためにはどうするか考え実行する人だと思います。パワハラ加害者(行為者)も真の成功者になるために、パワーハラスメント(パワハラ)という行為を通じて、自らの言動を分析し、何が自分をパワーハラスメント(パワハラ)に該当する言動を引き起こしたか要因を見つけ反省し、今後二度と同じつまずきをしないための対策を講ずることが求められてきます。
人は、つまずいた後の姿勢に、その人の真価が見えるのです。
今日の最後のことば
人間生きていれば誰しもがつまずくことを経験します。人生とは何かを、本当に苦労し、人生の厳しさを経験した人こそが、人に希望と勇気を与えられる人になります。
パワーハラスメント(パワハラ)は許される行為ではありません。それでもパワハラ加害者(行為者)になってしまった人に更生するチャンスを与え、パワハラ加害者(行為者)がつまずきを人のせいにするのではなく、自分を反省し、強くやり直そうとすることができれば、本物の人になれるのではないでしょうか。
今日は、パワハラ防止隊のパワから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」をお伝えしました。
出典:「心に火をつける言葉」遠越段著 総合法令市出版