パワハラ防止隊が贈る心に残ることば
~パワハラ(パワーハラスメント)を起こさないために動き出す2023年~
知っているだけでは
十分ではない。
活用せよ。
意欲だけでは
十分ではない。
実行せよ。
ゲーテ(劇作家/ドイツ)
~とにかくやってみよう。動いてみよう。何とかやり遂げてみよう。~
今日は、パワハラ防止隊のパラから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」を紹介します!
パワハラ(パワーハラスメント)は人の思いの強さの表れ
みなさん、新年あけましておめでとうございます!パワとパラが住む東京は穏やかな晴天の中で迎えた新年を幸せな気持ちで過ごしています。そして、今年も私たちが住む日本で働く全ての人々が穏やかに過ごすことができるよう心から願っています。
パワとパラは私たちが住む、この美しい日本からパワハラ(パワーハラスメント)がなくなるよう活動をしていますが、誰もパワハラ(パワーハラスメント)をしようと思っているわけではないと感じています。私たち人間は、自分が所属する場所で何かの役に立ちたいという思いや、人々を助けていきたい、所属する組織が繁栄するように頑張りたい等、個々の状況により様々な思いを抱きながら社会的役目を果たしています。
ただ、その思いが自分だけの思いになり、どんなやり方をしてでも自分の思いを果たそうとした先に、自他ともに傷つけるパワハラ(パワーハラスメント)に該当するような言動に発展してしまいます。つまり、パワハラ(パワーハラスメント)は、その人の思いの強さにより生まれるということです。
パワハラ(パワーハラスメント)の知識を行動に結びつける
日本にある全ての組織においてパワハラ防止法が適用されたのが昨年4月のことです。従業員を一人でも雇用する組織は、組織でパワハラ(パワーハラスメント)が起きないような措置を講ずることが法律で定められています。
パワハラ(パワーハラスメント)を防止するための対策は、ポスターの掲示やパワハラ(パワーハラスメント)に関する冊子の配布、またはパワハラ(パワーハラスメント)防止研修等、さまざまな方法があります。組織の状況に応じた取組をすることが求められますが、いずれの方法でも目的は同じで「パワハラ(パワーハラスメント)の知識の統一を図る」ということです。組織で働く全ての人がパワハラ(パワーハラスメント)に関する知識を持つことで、組織で起こり得るパワハラ(パワーハラスメント)を防ぐことが可能になります。
ただし、大切なことは、一人ひとりが理解したパワハラ(パワーハラスメント)の知識を日常業務の中で実践していくことです。パワハラ(パワーハラスメント)は言葉で理解することと、実践に活かすことには大きな違いがありますので、パワハラ(パワーハラスメント)を言葉で理解するだけではなく、どうのように日常の業務の中で活かすことができるかを考えてください。
パワハラ加害者(行為者)にならないための一歩を踏み出す
新年を迎えると気持ちも新たになり、何か新しいことに挑戦したいという気持ちも湧き上がる人も多いと思います。勉強を始めたり、昇進のための対策を立てたり、運動を始めたりと、人ぞれぞれの新たな目標に関する誓いを立てるのも新年ならではの取り組みとなります。
私たち人間は何か新しいことを始める意欲がある時は、自分以外の外にあることに目を向ける傾向があると思いますが、自分自身に目を向けることも新たな挑戦の1つではないでしょうか。自分自身に目を向け、自分自身は今どのような状態で、これからどのような人に向けて成長することが望まれるのか、ゆっくりと時間をかけて考えることも人として非常に大切なことになります。
そして、日本で働く人がパワハラ(パワーハラスメント)の問題に巻き込まれないためにも、自分にはパワハラ(パワーハラスメント)を起こしうる要素が少しでもあるなと感じた時には、パワハラ加害者(行為者)にならないためにできることの一歩を踏み出してみてください。
今日の最後のことば
パワハラ(パワーハラスメント)という言葉は、日本国民だけではなく世界中の人も知る日本独特の文化から生まれた造語です。自分の力を適切に使うことができなかった時に起こる自他ともに傷つけるパワハラ(パワーハラスメント)を起こさないために、私たち日本で働く人がパワハラ(パワーハラスメント)防止に向けた活動に意欲的に取組むことが求められています。
ゲーテが「知っているだけでは十分ではない。活用せよ。意欲だけでは十分ではない。実行せよ。」という言葉を残したように、パワハラ(パワーハラスメント)という言葉の意味を知るだけではなく、パワハラ(パワーハラスメント)をこの日本から撲滅させるための取り組みを意欲的に実行していきましょう!
今日は、パワハラ防止隊のパラから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」をお伝えしました。
出典:「心に火をつける言葉」遠越段著 総合法令市出版