パワハラ防止隊が贈る心に残ることば
~自分探しはパワハラ(パワーハラスメント)の予防策~
あなたが持っているもので、
あなたがいる場所で、
あなたができることを
やりなさい。
セオドア・ルーズベルド(政治家/アメリカ)
~できることからやろう~
今日は、パワハラ防止隊のパラから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」を紹介します!
パワハラ加害者(行為者)になる人の特徴
パワハラ加害者(行為者)になる原因は人それぞれです。それまでの人間関係が影響していたり、ストレスが関係していたり、物事の捉え方に問題があったりと、パワハラ(パワーハラスメント)に該当するような言動が起きる背景はケースバイケースで違ってきます。
このように、パワハラ(パワーハラスメント)が起きる背景はケースバイケースですが、パワハラ加害者(行為者)になる人の特徴も人それぞれです。そのため、パワハラ加害者(行為者)になる人の特徴を限定することは難しいのですが、ある共通した特徴があります。それは・・・
自分のことをよく分かっていない
ということです。人は、他人や世の中のことは知ろうと努力するものの、自分のことは知ろうとしない傾向があります。
パワハラ加害者(行為者)が自分を知るということ
コミュニケーション系の研修では、「相手の特徴を知りましょう」ということを教えていますが、相手の特徴を知る前に大切なことがあります。それは、「自分はどのような人か理解すること」です。自分以外の人ばかり知っても、コミュニケーションの軸になる自分自身が分からなければ、自分以外の人に振り回されてしまいます。
では、どうしてパワハラ加害者(行為者)が自分を知らないことにより、パワハラ(パワーハラスメント)に該当するような言動をしてしまうのでしょうか。それは、雨になるという天気予報を見ずに傘を持たずに外出してしまい、雨に降られてビチョビチョになってしまうようなことを想像すると理解できるかもしれません。つまり、自分を知らないということは、刻一刻と変わる世の中で、臨機応変に対応するための自分への備えができないということなのです。
パワハラ(パワーハラスメント)を予防するためにできること
パワハラ(パワーハラスメント)にならないためには、先ず「自分はどのような特徴や能力があるのか」という自分探しからスタートすることが大切です。自分はどのような時にイライラしやすく、どのような時に喜びを感じるのか・・などについて、今まで経験してきたことを振り返りながら、自分の特徴を理解することもできます。
パワハラ(パワーハラスメント)を予防する対策として企業が行っているのが、「~をしてはいけません!」という私たちの言動を否定するメッセージを伝えることです。しかし、私たち人間は「~をしてはいけない」と言われると、かえって禁止されていることをしたくなってしまう社会的動物です。そのため、多くの企業が行っている対策は、実は逆効果になってしまうことに気が付かなくてはなりません。
今日の最後のことば
パワハラ(パワーハラスメント)を起こさないためには、「自分はどのような人か知る」ことが重要だということをお伝えしてきました。私たちの性格や特徴など自分が持っているものは、私たちの祖先から受け継がれてきた大切な宝物です。自分以外の人ばかりに目を向けるのではなく、パワハラ加害者(行為者)にならないためにも、先ずは自分に目を向けることを意識してくださいね。
自分が持っているもので、自分のいる場所で、パワハラ(パワーハラスメント)を起こさないために出来る対策を講じてください。
今日は、パワハラ防止隊のパラから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」をお伝えしました。
出典:「心に火をつける言葉」遠越段著 総合法令市出版