パワハラ行為者(加害者)対応方法:パワハラ相談窓口の運用

Column – 49
パワハラ加害者(行為者)対応の豆知識
~パワハラ行為者(加害者)対応方法:パワハラ相談窓口の運用~

Column – 49

パワハラ(パワーハラスメント)と思われる言動を受けた人が担当部署や相談窓口に通報した時に担当者が慌てないためにも、パワハラ(パワーハラスメント)に関する基礎知識を日々確認する習慣をつけることが大切です。パワハラ(パワーハラスメント)という言葉が日常業務の中で聞かれない日はないほどメジャーな言葉になってきました。私たちは状況や言葉に慣れてきた時に最も意識が低下し問題に直面することが多くなると言われています。そこで、「パワハラ加害者(行為者)対応の豆知識ブログ」では今一度基礎に戻ってパワハラ(パワーハラスメント)について理解を深めていきたいと思います。

【目次】

  1. パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口とは
  2. パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口「設置と運用のポイント」➀
  3. パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口「設置と運用のポイント」➁
  4. まとめ

 1. パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口とは


■ パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口とは

前回のコラムでもお伝えしましたが、パワーハラスメント(パワハラ)を防止するために、厚生労働省のパワハラ防止指針に示している事業主が雇用管理上講ずべき措置として、「相談(苦情を含む)に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備」をするために、「相談への対応のための窓口(相談窓口)をあらかじめ定め、労働者に周知する」ことが義務付けられています。


では、パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口の「設置と運用のポイント」を厚生労働省の「パワーハラスメント 社内相談窓口の設置と運用のポイント」を参考にして学んでみましょう。


 2. パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口「設置と運用のポイント」➀


■ パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口「設置と運用のポイント」➀

パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口「設置と運用のポイント」の内、パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口自体に関する運用ポイントは以下の通りです。


  • 相談窓口の種類
  • 安心して相談できる窓口とは
  • 相談担当者の役割
  • 相談担当者の人選
  • 相談対応の大まかな流れ
  • 相談窓口の運営ポイント
  • 相談窓口を利用しやすくなる取り組み
  • 相談窓口担当者の心構え
  • 相談窓口担当者のNG発言
  • 相談記録票への記入
  • 相談窓口担当者のスキルアップ
  • 相談窓口留意点

パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口の存在は、パワーハラスメント(パワハラ)被害にあった人が安心して相談できる安全な場所でなければなりません。パワーハラスメント(パワハラ)の相談に携わる全ての人たちが、パワーハラスメント(パワハラ)に関する正しい知識を持つだけではなく、高い倫理観や守秘義務を徹底する姿勢が問われてきます。


各項目の詳細については、順次コラムにてお伝えしてまいります。


 3. パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口「設置と運用のポイント」➁


■ パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口「設置と運用のポイント」➁

パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口「設置と運用のポイント」の内、パワーハラスメント(パワハラ)加害(行為)が通報された後の運用ポイントは以下の通りです。


        

  • 事実関係の確認におけるポイント
  • 事実関係の調査
  • 第三者への事実関係の調査
  • 同席者や目撃者もしくは、同様のパワハラを受けている者への事実関係の調査項目
  • 加害者(行為者)/相談者へのとるべき措置を検討のポイント
  • 対応案の検討
  • 事実確認及び評価の結果
  • パワハラがあったと判断することはできないが、そのままでは事態が悪化する可能性があり、何らかの対応が必要な場合の留意点
  • 懲戒に値すると判断した場合
  • 加害者(行為者)/相談者へのフォローアップのポイント
  • 加害者(行為者)/相談者の双方への説明
  • 相談者へのフォローアップ
  • 行為者へのフォローアップ
  • 再発防止の検討ポイント

パワーハラスメント(パワハラ)加害(行為)が通報された後の対応を一歩間違えれば、2次被害や3次被害にも発展する可能性があります。パワーハラスメント(パワハラ)の問題は、初動対応がその後に大きく影響してきますので、各項目についての詳細は後日コラムでお伝えいたします。


 4. まとめ


パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口の担当者は、他の仕事との兼任をしているケースが多くなります。また、パワーハラスメント(パワハラ)の通報は、予期せぬタイミングで起こることから、パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口担当者の心構えが不十分なまま対応せざる得ない時もあります。


ただし、パワーハラスメント(パワハラ)加害(行為)を受けた人たちは、悩みに悩んで意を決して相談することも多いです。したがって、パワーハラスメント(パワハラ)相談窓口担当者は、常日頃から高い志を持ってパワーハラスメント(パワハラ)相談を受ける体制を整えておくことが重要となります。


 最後に

パワーハラスメント(パワハラ)対策でお困りの企業様は、一般社団法人パワーハラスメント防止協会までご連絡ください。パワーハラスメント(パワハラ)加害者(行為者)更生支援研修、パワーハラスメント(パワハラ)防止研修をはじめ、パワーハラスメント(パワハラ)を防止するための各種サービスをご提供しております。日本全国の皆さまからのご連絡をお待ちしております。


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