Column – 21
パワハラ防止研修お役立ちマニュアル
~パワハラ防止研修「受講者へのリマインド」~
パワーハラスメント(パワハラ)、パワハラ加害者(行為者)という言葉を聞かない日はありません。パワーハラスメント(パワハラ)という言葉は2001年に日本で作られた造語ですが、「パワーハラスメント(パワハラ)とは何か」正しい理解をしている人は世の中にどれくらいいるのでしょうか。さて、前回は、パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施 「やることリスト」-「研修資料の受け渡し」について一緒に学びました。今回は、パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施 「やることリスト」-「受講者へのリマインド」について見ていきましょう。
【目次】
- パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施「やることリスト」のおさらい
- パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の「受講者へのリマインド」とは
- パワーハラスメント(パワハラ)防止研修「受講者へのリマインド」のポイント
- パワーハラスメント(パワハラ)防止研修「受講者へのリマインド」の留意点
- まとめ
1. パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施「やることリスト」のおさらい
■ パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施「やることリスト」
以前のコラムでもお伝えしましたが、パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施「やることリスト」をおさらいしてみましょう。
◆パワーハラスメント(パワハラ)防止研修実施「やることリスト」
- 担当者の選定
- 研修対象階層の決定
- 研修の内容決定
- 研修の実施方法の決定
- 実施時期の決定
- 会場の選定と予約
- 受講者選定
- 受講者への通知
- 社外講師か社内講師か決定
- 講師派遣元業者を選定(社内講師の場合は講師を選定)
- 外部委託先と契約
- 外部委託先と研修内容の打ち合わせ
- 研修資料の受け渡し
- 受講者へのリマインド
- 当日の準備
2. パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の「受講者へのリマインド」とは
■ パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の「受講者へのリマインド」とは
パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の「受講者へのリマインド」とは、パワーハラスメント(パワハラ)防止研修に参加する受講者へ、研修実施の前に研修実施について最終確認のお知らせをすることです。
パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の計画~実施までは、ある一定以上の時間が必要となりますので、日常業務に追われている受講者が“うっかり”パワーハラスメント(パワハラ)防止研修に参加することを忘れてしまうこともあります。
パワーハラスメント(パワハラ)防止研修は、組織内のパワーハラスメント(パワハラ)を防止するために重要な位置づけとなることから、必ず受講者が参加できるようにフォローをすることが大切です。
では次に、パワーハラスメント(パワハラ)防止研修に参加する受講者にリマインドする時のポイントについてみていきましょう。
3. パワーハラスメント(パワハラ)防止研修「受講者へのリマインド」のポイント
■ パワーハラスメント(パワハラ)防止研修「受講者へのリマインド」のポイント
パワーハラスメント(パワハラ)防止研修に参加する人が“うっかり”受講するのを忘れるのを防ぐために、担当部署はフォローすることが必要となります。パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施前にリマインドを送る方法は組織により異なりますが、受講者全員が漏れなく見ることができる方法を選択してください。
では、パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施について、受講者へリマインドするポイントは以下の通りです。
- パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施5営業日前くらいのタイミングでリマインドをする
- パワーハラスメント(パワハラ)防止研修に事情があり参加できない場合は、研修実施担当部署へ連絡する旨伝える
- パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の当日に事情により参加できない場合の「緊急連絡先」も併せて伝える
- パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施に先立ち事前課題があり、研修当日に持参する場合は、併せて伝える
なお、パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施に先立ち事前課題に取組み、事前に提出をする場合は、提出期限前に何段階かに分けて未提出者に向けたリマインドを行ってください。
リマインドをメールでする場合で、特にメールを見る機会が少ない部署の人たちには、別途メール以外の方法でリマインドすることも考慮してください。
では、次に、パワーハラスメント(パワハラ)防止研修「受講者へのリマインド」の留意点についてみてまいりましょう。
4. パワーハラスメント(パワハラ)防止研修「受講者へのリマインド」の留意点
■ パワーハラスメント(パワハラ)防止研修「受講者へのリマインド」の留意点
パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施前に受講者へリマインドをしますが、どのような点に注意すればいいのでしょうか。
パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施に先立ち受講者へリマインドする場合の留意点は以下の通りです。
- リマインドは早く出し過ぎない
- 受講者全員が確実にリマインドに気が付く方法を採用する
- リマインドは研修直前に出さない
- 追記/変更事項がある場合は見逃すことがないように分かりやすく明記する
パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の受講者へのリマインドは、ただすればいい、ということではありません。リマインドをすることで受講するべき受講者が全員参加できるような配慮が必要です。
5. まとめ
パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の「受講者へのリマインド」について学んできました。
パワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施は、組織でパワーハラスメント(パワハラ)を防ぐ要となりますので、受講対象者が確実に研修に参加できるようにパワーハラスメント(パワハラ)防止研修の実施部署がフォローすることが必要となります。
研修担当部署は、パワーハラスメント(パワハラ)防止研修以外の研修も担当しているため、研修繁忙期は業務に忙殺されることもあります。パワーハラスメント(パワハラ)防止研修が滞りなく実施されるためにも、綿密な計画を立て、受講者が安心して参加できる仕組みづくりをしてください。
最後に
パワーハラスメント(パワハラ)対策でお困りの企業様は、一般社団法人パワーハラスメント防止協会までご連絡ください。パワーハラスメント(パワハラ)加害者(行為者)更生支援研修、パワーハラスメント(パワハラ)防止研修をはじめ、パワーハラスメント(パワハラ)を防止するための各種サービスをご提供しております。日本全国の皆さまからのご連絡をお待ちしております。
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