パワハラ加害者更生カウンセリング研修
受講者インタビュー①

【業種】マスコミ
【役職】管理職
【処分】管理職から一般職への降格
※ご本人・組織の承諾を得て掲載しております。
当協会のパワーハラスメント(以下パワハラ)加害者更生カウンセリング研修を受けたSさん。部下からの通報によりパワハラ加害者と認定された日から人生最大の危機を迎える。ハラスメント担当部署との関係も悪化し管理職から一般職へ降格したSさんが歩んだパワハラ加害者体験をインタビュー形式で語る。
Q:今回、パワハラ加害者更生カウンセリング研修体験者としてインタビューに応じたのはなぜですか。
S:パワハラ行為により相手を傷つけてしまった過去は変えられません。今となっては言葉にできないほどの罪悪感と申し訳ない気持ちでいっぱいです。傷つけてしまった部下には一生をかけて償いをしなければならないと思っています。その償いの1つとしてインタビューのオファーを受けました。また、自分と同じパワハラ加害者となった人たちが、私のインタビューを見て参考にしていただけたらと思っています。

Q:可能な範囲で、どのようなパワハラ行為をしたか教えてください。
S:自分は仕事ができるほうだと自負していました。実際にクライアントからの評価も高く、営業成績もトップ、同期の中でも役職がついたのは早かったので、仕事については自信がありました。そして、管理職になってからは、部下に対しても自分と同じような仕事の結果を出すように指導してきました。思うような結果を出せない部下には、大声で怒鳴ったり、会議で1時間も責め続けたりすることもありました。ただ、どれもこれも、会社のため、クライアントのため、そして何よりも部下のために行っていることでした。お恥ずかしい話、今となってはこれこそが大きな勘違いだったのですが・・・コンプライアンス部から呼び出されるまでは本当に気が付きませんでした、自分がしてきたことがパワハラに該当するとは。
Q:パワハラ行為で通報されたと聞かされた時はどのような気持ちでしたか。
S:頭の中が真っ白になりました。何を言われているかさっぱり理解できず動揺してしまいました。今まで信頼してきた部下に自分の指導がパワハラ行為だと通報されたことが信じられず、担当者の方たちを責めてしまいました。自分は強い人間だと思っていましたが、非常に辛く悲しくどうすればいいかわからなくなるほど落ち込みました。部下がこんなにも苦しい思いをしていたことに気が付けない自分の愚かさに自分を責め続けました。

Q:当協会のパワハラ加害者更生カウンセリング研修を受けるに至った経緯を教えてください。
S:担当部署からパワハラ行為再発防止のためにパワハラ更生カウンセリング研修を受けるよう指示を受けました。ただ、部下を傷つけてしまった自分に会社がお金を払ってまで支援をするということが申し訳なく思っていたので、その時は正直受けるべきか悩みました。それよりも自分はこの会社にいるべきではないのではないかと思い悩みました。それでも担当部署から一般社団法人パワーハラスメント防止協会®のホームページを見せていただき、前向きな気持ちになったことを覚えています。今となっては、あの時、パワハラ加害者更生カウンセリング研修を受ける決断をして本当によかったと思っています。
Q:当協会のパワハラ加害者更生カウンセリング研修を受けていかがでしたか。
S:一言でいうと「人生を変えてくれた恩人」です。代表理事にお会いするまでは、緊張と不安でいっぱいでしたが、代表理事にお会いした瞬間に全てのネガティブな感情が吹き飛びました。お会いするまでは一般的な研修やカウンセリングを想像していたのですが、良い意味で予想を裏切る内容でした。人を傷つけ、降格もしている私という人間の全てを受け入れてくださり、そして表面的なことではなく、私の人生そのものと向き合わせてくれました。話し始めてしばらくすると自分自身の中で変化が生まれてくるのが感じられました。代表理事から「もうだいじょうぶですよ」と言われた瞬間、これから待ち受けるどんなことも受け止めていこうと心に誓ったのを覚えています。処分として降格もしましたが、今となっては貴重な経験をさせていただいたと感謝しています。

Q:パワハラ加害者更生カウンセリング研修を受けてからの歩みを教えてください。
S:他の部署に異動し一般社員として仕事をしています。前の私でしたら、「絶対に結果をだしてやる」と意気込んでいたと思いますが、異動してからは「学ばせていただく姿勢」を大切にして、自分より20歳も若い部員たちに指導をしていただきました。私がパワハラ行為をして異動してきたことは、上司の許可を得て私から部員たちに伝えました。ただ、異動先のみなさんが理解を示してくれたおかげで、今までのサラリーマン人生の中で一番楽しく仕事をさせていただきました。本当に感謝の言葉しかありません。そして新年度から管理職に戻る話をしていただいていますので、また同じことが起きないように代表理事からご指導いただいたことを引き続き実践していきたいと思います。

Q:パワハラ加害者になった人たちへのメッセージをお願いします。
S:仕事というのは結果を出すことだけが全てではないことを私の経験からお伝えできればと思います。仕事で会社から求められる結果を出すことも大切ですが、それよりも大切にしなければならないことは「人の気持ち」だということを今回の経験から学びました。また、仕事が人生の全てだと思っていましたが、「仕事は人生の一部であり、人生を豊かにするために仕事がある」のだということを忘れないようにしてほしいと思います。私は大切な部下を傷つけてしまいました。それにより部下の家族も傷つけてしまいました。そして、私の家族も傷つけてしまいました。結果として私の人生も傷つけました。もし、私のような立場の人がいたら、一般社団法人パワーハラスメント防止協会®のパワハラ加害者更生カウンセリング研修を受けてみてください。「生まれ変われる」はずです。
※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。