パワハラ防止隊が贈る心に残ることば
~パワハラ加害(行為)は無意識の過ち~
大きな過ちを
数多く犯さないうちは、
だれも偉大な人物には
なれないものだ。
-ウィリアム・グラッドストン(政治家/イギリス)
~大政治家は大きな過ちと勤勉さが同居する~
今日は、パワハラ防止隊のパラから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」を紹介します!
過ちにも種類がある
パワーハラスメント(パワハラ)も人生の中での過ちの1つであることは周知の通りです。自分本位のやり方を自らのパワーを使い相手を傷つけるパワーハラスメント(パワハラ)は、どのような理由があっても正当化されることはありません。
ウィリアムの言葉には、「偉大な人物は、こうした大きな過ちと偉大なことの紙一重のところを、誠実に、勤勉に遂行する。」という意味が含まれているようですが、パワハラ加害者(行為者)は自らの過ちを「無意識にしている」ところが大きな問題となります。つまり、偉大になる人の過ちとパワハラ加害者(行為者)の過ちは種類が違うということです。
自分の行為を意識する
パワーハラスメント(パワハラ)は業務の中の延長線上に起こることから、パワハラ加害者(行為者)となった人の言い分としては「あれは指導でした。」ということが多くあります。たしかに、指導が目的ではあったのだと思いますが、「やり方」が適切ではなかったために、結果として指導ではなくパワーハラスメント(パワハラ)になってしまったのですよね。
パワハラ加害者(行為者)が偉大なる人となるためには、「自分の行為を意識する」ことが重要だと思います。「自分の行為を意識する」とはどうゆうことなのでしょうか。
「自分の行為を意識する」とは
パワハラ加害者(行為者)は目的に向かう集中力が高く、熱量が多くなります。そのため、どちらかというと自分が行ったことによる周囲への影響や周囲の人の気持ち、その先に起こるであろう人間関係性の中の問題などに意識を向けることが少なくなります。
集中力も熱量も目的を果たすためには必要ですが、「目的地」だけに目を向けるのではなく、そのプロセスに不随する物事や人達への配慮をすることでパワーハラスメント(パワハラ)に該当するような言動を避けることもできると思います。
今日の最後のことば
パワーハラスメント(パワハラ)はあってはならない大きな過ちです。パワハラ加害者(行為者)になってしまうことは、偉大な人になるチャンスを失うことにもなりかねません。パワハラ加害者(行為者)の人は仕事で高く評価される人が多いので、自らの言動を意識しながら、人を傷つけるパワーハラスメント(パワハラ)をすることがない偉大な人となれるよう心掛けてくださいね。
今日は、パワハラ防止隊のパラから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」をお伝えしました。
出典:「心に火をつける言葉」遠越段著 総合法令市出版