パワハラ防止隊が贈る心に残ることば
~パワハラ加害者(行為者)にならないための適切な速度~
賢明に、
そしてゆっくりと。
速く走ろうとする人間は、
つまずくものだ。
-ウィリアム・シェイクスピア(劇作家/イギリス)
~人生速く走る必要はない~
今日は、パワハラ防止隊のパワから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」を紹介します!
パワハラ加害者(行為者)の特徴
パワハラ加害者(行為者)は仕事ができるのが1つの特徴ですが、仕事を早くできることも仕事を高く評価される要因です。
それにしても社会人になると誰しもが時間に追われますよね。その時間に追われれば追われるほど、速く走ろうとするのがパワハラ加害者(行為者)たちです。もちろんパワハラ加害者(行為者)でも例外はいますが、大抵のパワハラ加害者(行為者)は目標に向かうスピードが誰よりも速くなります。
では、仕事においてパワハラ加害者(行為者)たちのように速く走るメリットとはなんでしょうか。
パワハラ加害者(行為者)のように仕事で速く走るメリット
パワハラ加害者(行為者)のように仕事で速く走るメリットは以下の通りです。
- 仕事の納期に遅れない
- 結果を早く出す
- 失敗してもリカバリーする時間的余裕がある
- クライアントから高く評価される
- 社内でも一目置かれる
- 出世が早まる可能性がある
パワハラ加害者(行為者)たちのように仕事で速く走るメリットは多々ありますが、これはパワハラ加害者(行為者)に限らず「仕事ができると評価される人」には当てはまりますよね。
仕事において速く走ることのメリットはあるものの、なぜパワハラ加害(行為)が生まれてしまうのでしょうか。
次に、パワハラ加害者(行為者)のように仕事で速く走るデメリットについて見ていきましょう。
パワハラ加害者(行為者)のように仕事で速く走るデメリット
パワハラ加害者(行為者)のように仕事で速く走るデメリットは以下の通りです。
- 結果(ゴール)しか興味がなくなる
- プロセスに関心を抱かない
- 周囲に気を配ることができない
- 途中でつまずく恐れがある
- 他人の言葉に耳を傾けられない
- 自分のことだけで一生懸命になる
- 周囲の人がついてこられない
- 途中で息切れをすることがある
パワハラ加害者(行為者)たちのように仕事で速く走るデメリットは、メリットにも勝り多くありますね。これらのデメリットが、「仕事ができる人」から「仕事はできるけどパワハラをする人」として今までの高い評価すらなかったことにしてしまうのです。
では、パワハラ加害者(行為者)になることなく、仕事で速く走るメリットを活かすことができるのでしょうか。
パワハラ加害者(行為者)にならないためには過程を大切にする
仕事で速く走りながらもパワハラ加害(行為)をすることなく目的地に到達するためには、目的地に到着するまでの過程(プロセス)を大切にすることです。
仕事は結果を求めることも必要ですが、同時に過程(プロセス)も重要です。両方を満たしていくには、速く走るよりも、賢明にゆっくり歩んだほうがいいと思います。
仕事において結果だけを猛スピードで出そうとしたばかりに、パワハラ加害者(行為者)になってしまった人は、過程(プロセス)を楽しみながら、余裕をもって周囲の人と語り合いながらゴールに向けて「賢明に、ゆっくりと」歩ことが大切ですね。
今日の最後のことば
仕事ができることは良いことです。でもパワハラ加害者(行為者)になったら今までの努力も水の泡となってしまいます。仕事を早くすることも時には必要ですが、途中でつまずいてパワハラ加害者(行為者)にならないためにも、ゆっくりと進むことを試してみてくださいね。
人生は待ってくれています。一人の人として与えらた人生を楽しみながら歩ことで、今までとは違う景色が見えてくるかもしれませんよ。
今日は、パワハラ防止隊のパワから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」をお伝えしました。
出典:「心に火をつける言葉」遠越段著 総合法令市出版