パワハラ防止隊が贈る心に残ることば
~パワハラ加害者(行為者)となる運命の選択~
運命とは、偶然に
支配されるものではない。
あなたが
選びとっているものだ。
-ウィリアム・ジェニングス・フライアン(政治家/アメリカ)
~運命はあなたが選ぶもの~
今日は、パワハラ防止隊のパラから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」を紹介します!
パワハラ加害者(行為者)の思い
パワーハラスメント(パワハラ)をしようとした人は多くはないと思います。パワハラ加害者(行為者)になった人も、パワーハラスメント(パワハラ)に該当する言動をした目的は、「相手を傷つけたかった」ということではなく、「相手への思いやりだった」というケースがほとんどです。
ただし、パワハラ加害者(行為者)の思いとは裏腹に、相手には「傷」となってその思いが伝えられてしまいました。では、なぜパワハラ加害者(行為者)の思いが上手く相手に伝えられなかったのでしょうか。
相手への思いがパワーハラスメント(パワハラ)になる瞬間
先にお伝えしたように、パワハラ加害者(行為者)が相手を傷つけることが目的で結果として相手を傷つけることはほぼありません。では、パワハラ加害者(行為者)の相手を思いやる気持ちが、どこでどうなったらパワーハラスメント(パワハラ)になってしまうのでしょうか。
相手を思いやる気持ちがパワーハラスメント(パワハラ)になる瞬間は、「自分の都合のよい情報だけに基づいた言動」である時に起こります。つまり、「自分が有利になるような相手への思いやり」だった場合に、結果として相手を傷つけるパワーハラスメント(パワハラ)になってしまうのですよね。
パワハラをするかしないかは自分で選択するもの
パワハラ加害者(行為者)になった人は、自分を訴えた人に問題があるということを言う人もいます。つまり、自分がパワハラ加害者(行為者)になったのは「あなたが悪い」と原因を外に向けることです。
たしかに、パワハラ行為を自分にさせた原因を作ったのは自分以外の人かもしれませんが、パワーハラスメント(パワハラ)に該当するような言動をすることを決断したのは「自分」なのです。
パワーハラスメント(パワハラ)は、パワハラ加害者(行為者)が選びとっているものなのです。
今日の最後のことば
パワハラ加害者(行為者)になるということは、ウィルアムの言葉にもあるように「偶然に起きること」ではありません。パワハラ加害者(行為者)になることを自ら選びとっていることを自覚することが再発防止に向けても重要なことになります。
「運命は自分で選ぶもの」です。運命には、生まれつき私たちに与えられたものと、自分で選んだ生き方、の2つがあります。自分が選んで自分に与えられた社会的役割を仕事で果たす時、「運命は自分で選んで支配していくもの」であることを意識することができれば、相手を傷つけることが運命ではないことを理解できるのではないでしょうか。
今日は、パワハラ防止隊のパラから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」をお伝えしました。
出典:「心に火をつける言葉」遠越段著 総合法令市出版