パワハラ防止隊が贈る心に残ることば
~自他を傷つけるパワハラを防ぐ努力をすることの意味~
待っているだけの人にも
何かが起きるかもしれない。
だが、それは努力した
人々の残り物でしかない。
エイブラハム・リンカーン(政治家/アメリカ)
~行動しながら待つ~
今日は、パワハラ防止隊のパラから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」を紹介します!
パワーハラスメント(パワハラ)には時差が存在する
パワーハラスメント(パワハラ)をしたくて、パワハラ行為(加害)をする人は多くはないと思います。もし、パワーハラスメント(パワハラ)で人を傷つける目的がある場合は、傷害罪なども問われますので、解決しなければならない問題が異なってきます。
パワーハラスメント(パワハラ)の被害を受けた人は、日常業務の中で受けた出来事が積み重なって心の痛みが限界になった時にパワーハラスメント(パワハラ)を受けたことを相談します。一方、パワハラ加害者(行為者)となった人にとっては青天の霹靂である場合も多く、ある日突然、自分の人生の中にパワーハラスメント(パワハラ)という言葉が存在するようになります。
このようにパワーハラスメント(パワハラ)被害を受けた人とパワハラ加害者(行為者)には、時間のずれが存在しているのですが、この時間のずれがパワーハラスメント(パワハラ)問題を大きくしている原因の1つにもなるのです。
パワハラ被害をなくす行動
パワーハラスメント(パワハラ)被害に合った人は、「こんなこと思っているのは自分だけではないか」、「パワーハラスメント(パワハラ)被害を受けているなんて言ったら会社を辞めなければならないのではないか」等、長い間悩んでいる人も多くいます。
このように長い間悩んでいる間も、パワーハラスメント(パワハラ)行為(加害)は続いている場合は、パワハラ加害者(行為者)の言動がエスカレートすることもあるので、自分が「辛い、助けてほしい」と思った時に勇気を出してパワーハラスメント(パワハラ)被害を相談することが大切です。
いつか、パワーハラスメント(パワハラ)行為(加害)を止めてくれるかもしれない・・など淡い期待を寄せることもあるかもしれませんが、待っているだけの人には自分が望む状況が訪れる可能性も低くなります。
パワーハラスメント(パワハラ)被害をなくすためには、パワーハラスメント(パワハラ)を無くすための行動を起こし、行動しながら自分が望む環境になるよう努力することが必要です。
パワハラ加害者(行為者)がパワハラを止めるためにできること
パワーハラスメント(パワハラ)という行為で誰かを傷つける人は、自分の言動がパワーハラスメント(パワハラ)になると思っている人は少ないため、「今の自分は何も悪くありません。なので、自分が何かを改善する必要はないです。」と本気で言う人もいます。もちろん、相手を傷つけた言動をしたことは認められても、パワーハラスメント(パワハラ)とは認定されないケースも多々あります。
大切なことは、パワーハラスメント(パワハラ)か否か、ということではなく、「誰かが傷ついたことは事実であり、相手を傷つけた言動を改善する必要がある」ということについて理解を深めることが大切です。その上で、自分の言動により誰かを傷つけることを改善するための努力をし、誰かを傷つけないような言動を意識し、出てきた結果を反省しつつ、また行動することで、自他ともに傷つけることがない人に成長することができるのです。
パワハラ加害者(行為者)となった人が誰かを傷つける言動を止めるためには、行動しながら、時が来るのを待つのです。
今日の最後のことば
パワハラ加害者(行為者)となった人が、「どうせ自分は相手を傷つけることしかできませよ!」などと開き直りをした時には、自分の人生で掲げている夢や目標に到達することは難しくなると思います。
自分も相手も傷つけるパワーハラスメント(パワハラ)を止める努力をし、止める決断をした先には、自分が思い描く明るい未来を手に入れることができるはずです。パワーハラスメント(パワハラ)を止めるための行動が未来を輝かせることを覚えておいてくださいね。
今日は、パワハラ防止隊のパラから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」をお伝えしました。
出典:「心に火をつける言葉」遠越段著 総合法令市出版