パワハラ防止隊が贈る心に残ることば
~1つ1つの積み重ねがパワーハラスメント(パワハラ)を防ぐ~
誰もみな、一つのことを
探求すればするだけ
偉大になり、
成功するのである。
-オリソン・スウェット・マーデン(作家/アメリカ)
~一つのことから始めよう~
今日は、パワハラ防止隊のパワから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」を紹介します!
パワハラ加害者(行為者)を見放すということ
人間は誰しもが人生の中で失敗をすることがあります。ただ、失敗の中でも、誰かを犠牲にしたり、誰かを傷つけたりする失敗は、自らの行為を省みなければなりません。
パワハラ加害者(行為者)になった人は、それまでの人生は順風満帆だった人もいます。「仕事ができる人」として高く評価され、人も羨むような活躍をしていた時は、周囲に多くの人たちが集まり、自分の存在を尊重してもらっていたのではないでしょうか。
それが、「あなたはパワハラ加害者(行為者)です」という判定を下された途端、周囲の人たちは潮が引いたようにいなくなり、人々から見放されたようになってしまうこともあります。見放されたパワハラ加害者(行為者)はそこではじめて自分がした失敗の深刻さに気が付くのです。
パワハラ加害者(行為者)が更生するための第一歩
パワハラ加害者(行為者)になり、人々から見放されてしまったパワハラ加害者(行為者)は孤独の中、自分のした行為を振り返り、「何がいけなかったのか」「自分はどうすれば良いのか」について真剣に悩みます。ただ、相談できる人も周囲にはおらず、パワハラ加害者(行為者)が更生するための支援を受けることもできないまま、悶々とした日々を過ごすことになります。
そのような状況の中、パワハラ加害者(行為者)ができることは、パワハラ加害者(行為者)が人を傷つけた行為を止めるためにできること1つから始めることです。一度に沢山のことに取組むよりも、できること1つを丁寧に繰り返すことで成功体験を積み重ねることが更生への第一歩となります。
小さなことの積み重ねがパワハラを防ぐ
人は、失敗してしまった時に焦ります。焦れば焦るほど、なんでもかんでも手を出してしまい、結局何も成しえないままになることもあります。パワハラ加害者(行為者)の人も、「仕事ができる人」から「パワハラをする人」としての評価に変わった途端に、リカバリーを急ぐあまり、あれもこれもやろうとして、結局何もやらなかった時と同じように、何も得られないこともあります。
もし、自分の言動が誰かを傷つけてしまった時は、ゆっくりと深呼吸して、1つ1つ原因となったことを振り返ってください。そして、改善するためにできること1つ1つを丁寧に取組むようにしてください。
小さなことの積み重ねが、やがて大きな力となり、パワーハラスメント(パワハラ)をしなくても偉大なことを成し遂げることができる成功を収める人になると思います。
今日の最後のことば
パワハラ加害者(行為者)になる、という人生の中で予期せぬことが起きた時は、あまりに多くのことを望み、あまりに多くのことを求めていないかどうか、振り返ってみてください。
もし、多くのものを求めた結果、パワハラ加害者(行為者)になってしまった時には、オリソン・スウェット・マーデンが言うように、「一つのことを探求すればするだけ偉大になり成功するのである。」ということを参考にして、人を傷つけないためにできること1つを決めて取り組んでみてくださいね。
今日は、パワハラ防止隊のパワから「パワハラ防止 vs 心に響く言葉」をお伝えしました。
出典:「心に火をつける言葉」遠越段著 総合法令市出版